資金調達
企業にとってM&Aとは資産運用サイド、即ち貸借対照表の借方側の意思決定です。一方、資金調達サイド、即ち貸借対照表の貸方側の意思決定において、アライドが提供するサービスは、以下のような項目を含みます。
1. 資金調達
M&Aのみならず企業が投資を実行する場合、あるいは収益成長に伴って運転資金が増大する場合等において、これらの資金を内部で賄うことができなければ、外部からの資金調達が必要となります。経営支配権への影響を伴い、M&Aとしての性質を有するエクイティファイナンスのみならず、デットファイナンス及びアセットファイナンスを柔軟に組み合わせ、機動的な資金調達を実現します。
2. 財務リストラクチャリング
企業が、どのような種類の証券を、どのような比率で発行して資金を調達しているか、即ち資本構成は、企業の資本コストを通じて、企業価値に影響を及ぼします。財務リストラクチャリングの究極的な目的は、資本構成の最適化、即ち資本コストの最小化です。財務比率等の同業他社比較、キャッシュフロー分析等に基づき、株主資本と負債の比率という大枠から、普通株式、種類株式、劣後債、転換社債、普通社債、借入金等の個別証券の組み合わせを定め、資本構成を最適化します。